2022年4月1日金曜日

Aleks Michalski - Love

 
SoundCloudから引用

▶︎ Aleks Michalski - Love
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◉Released Date : 2022, 04/01
◉Album : Single
◉Label : AmbientMusicalGenre
◉Genre : Ambient
◉Tags : Chill, Piano, Visualize

>>> 導入
Aleks Michalskiは美麗なシンセグルーヴが魅力。
おおよそは、旋律型のドロップが多い印象だが、今回はチルに全振りした感じかな。
もちろん彼らしさを感じる箇所も存在。

>>> 構成
全体的にゆったりとした印象。
フィールドサンプリングを配置したボディ部から溢れるピアノのメロディラインが冒頭から展開される。
まさに優雅なひと時。精神的にものすごく充実させる至高のチルタイムを演出するような一曲。
愛しさと過ごす空間を記憶に写すようで、明るい朝日/日光をイメージさせる印象が続く。
また、彼らしい比較的にエグゾティックな旋律も少しながら感じながらも、抑揚をあまり感じにくいビートのアクセントになって結果オーライ!

>>>
また添付しているビジュアルの追随をするようだが、
ひとまずこれは最適だということで、特に秀逸なのがテネシー・ウィリアムズの言葉 ; "二つの場所の間には "時間" という長い距離がある"
今はまったりと暖かな時間を過ごしているが、厳密に考えると個々の世界観に閉じこもっていると思う。
ビジュアルの状況に準ずると、ガラスという物理的なもので、混ざっていた空間が隔てられ、各々の世界観 (≡時間軸) が確立しているのではないか。
さらにこれはテネシーの "ガラスの動物園" という著書で使われた言葉らしい。
個人に閉じこもろうとする人とそれを傍観する人の世界観の分断と対比が印象づけられるよう。

どれほどの愛が間にあろうと所詮は人間。
己の世界は少なからず存在し、それを守りながら愛を紡ぐものだと思う。
お互いがその時間を尊重し合い、適度な距離感なのが一番一緒にいて楽しい存在なのかもしれない。